正月に集落内を回って行う年頭のあいさつをヤーツキ(ヤーマワリ)と呼びます。
他の地区では新節(アラセチ)と言う旧暦の行事の日五穀豊穣を祝う行事です。
奄美ではラジオ放送でも新聞記事を伝えるコーナーで日付を伝える際に旧暦も一緒に伝えます。
文化として旧暦習慣が多く残っており、行事も基本的に旧暦で行います。
ヤーツキは大和村の各集落では通常正月三が日を通じて行いますが、国直集落では元旦の午後からその日の内に青壮年団員全員が各家々を周ります。
一年の厄払いの意味合いもあるようで、集落内全ての家を周り、前年に不幸のあった家では特に盛大に行うそうです。
酔いが回り始めてくると「次は私の家にっ!」と我先に自宅へ先導します。長時間に及ぶ苦行(笑)のため途中で脱落する者もいるそうです。
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